ここでは、データベースの保守について説明します。
IMCでは、データストアにPostgresqlを採用しています。
データベースを使用すると、その保守が必須となりますので、必ず定期的に(1万枚取り込み毎、1ヵ月毎等)実施する事を強く推奨いたします。
メニューから「保守」で、起動します。
画像格納率(対システム制限)
IMCが使用するDBは、263-1個の画像ファイルが格納できる様に設計されており、現在の使用率を数値とバーで示しています。
画像格納率(対ライセンス)
ライセンスで許諾された画像フィル数に対し、現在の使用率を数値とバーで示しています。
フォルダ格納率
IMCがサポートする総フォルダ数は231-1個です。現在の使用率を数値とバーで示しています。
不一致画像格納率
類似画像検索で不一致判定を受けたデータを格納する領域は263-1個です。現在の使用率を数値とバーで示しています。
データベースのサイズ
IMCで使用しているデータベースのサイズ(論理値)を示しています。
※ディスク使用量ではありません ディスク使用量はこの値の数倍大きくなるのが普通です。
断片化解消ボタン
データの更新、削除を行うと古いデータはデータベース上から消されるのではなく、削除されたマークが付きます。
マークされた領域は、オートバキュームと呼ばれる機能で、新しいデータ用の領域に再利用されます。
この保守は、オートバキュームが行う内容を手動実行するものです。(VACUUM ANALYZEを実行)
オートバキュームは、Postgresqlの設定で、よく動く様に設定していますので、通常は実施する必要はありません。
断片化解消(使用量削減)ボタン
データの更新、削除を行うと古いデータはデータベース上から消されるのではなく、削除されたマークが付きます。
マークされた領域をOSに返し、ディスク使用量を削減します。(VACUUM FULL ANALYZEを実行)
データ用フォルダの空き容量が厳しい場合に、実行してください。通常は実施する必要はありません。
分析ボタン
データベースに問合せを行うときに、インデックスを使用すると高速に実行することが出来ますが、インデックスを使用するか全表検索を選択をするのかはPostgresqlが選択します。
Postgresqlがインデックスを使用するか全表検索を選択をするのか判断するデータを再取得するのが分析です。(ANALYZEを実行)
通常は実施する必要はありません。
インデックスの再作成ボタン
データベースに問合せを行うときに、インデックスを使用すると高速に実行することが出来ます。
データの大量挿入・削除が行われるとインデックスが最適ではない状態になります。
最適状態では無くなったインデックスを再作成します。(REINDEX TABLEを実行)
通常は実施する必要はありません。
全ての保守を実施するボタン
断片化解消(使用量削減)、インデックスの再作成、分析を順次実施します。
このボタンでデータベースの保守を、定期的に、実行してください。
閉じるボタン
このウインドウを閉じます。
データベースの初期化ボタン
画像情報、不一致情報、フォルダ情報を削除し、データベースの初期化を実行します。(実行を2回確認されます)
※その他の設定情報は初期化されません。
最後は、データベースのバージョンアップです。